どうも。こんにちはBAYAKO(ばやこ)です。
今回は予算がなくても個展をやってみたい!という人向けの記事です。
どうやって個展を開催するのか、会場を探す方法、またどれぐらいのスキルや準備が必要かをまとめたいと思います。
Contents
順番
まずは展示の経験を積もう
「個展をやってみたい!」「やる気だけはあります」という気合だけで個展をしたいと思っている方に、まずは落ち着いて欲しいなと思います。
何も知識がない状態でやると失敗してしまうのです汗
とりあえず個展をする前に下記の内容クリアしているかチェックです。
搬入や搬出を自分で全てできる知識がある
搬入搬出に必要な梱包材、作品が壊れないような郵送方法を知っている
タイトル札を自分で作れる
会場の担当者とメールなどでやりとりができる
作家名が決まっている
会場の広さを埋められるぐらいの作品数を把握しているし用意ができる
搬入に必要な道具(リールなど)を持っている
SNSなどで宣伝できるものを持っている
これが全てクリア出来ていない場合は、まずは出展しやすい公募展や、展示の知識のある友達とのグループ展を一度体験してから個展の開催に進んでください。
というのも、やっぱりどういう事をすれば良いか、知識がある事と体験することは雲泥の差が出ます。
あと知識がある人が近くにいると質問もできますしね。
私がよくこのブログでいうセリフですが「何事も小さいことから始める(スモールスタート)」ですね。
個展をする場合は会場を借りることになると思います。その会場の方になるべく迷惑がかからないようにしていきましょう!
作品を貯めよう
まず個展をしたいのに作品数が2〜3点しかない場合は、個展じゃなくても良いかなと正直思います。
グループ展でも良いのでは?と。作品数が多いほうがみに来る人も楽しいですしね。
あと会場費も個展だと全て自分持ちだったりしますし。
個展をするならまずは作品作りをしましょう〜
もちろんただ絵を描くだけではなく、展示用の額も必要ですよ
最初にとりあえずという事であれば100円均一の額でもA4サイズの額はあるので出来ます。
ただし、絵が安っぽく見える事や、作品の重さに耐えられるものかはよく考えて購入してください。
木枠のキャンバスに額装なしでも展示はできるので、お金がないから諦めよう、ではなく、お金がなくても工夫でなんとかなる事もあります。
絵のスキル知名度はどれぐらい必要?
正直規定はないです。
絵が苦手だけど好き!でも自信ないってことありますよね。
私はそうでした。
下手でも自信がなくても、出来るだけ丁寧に仕上げる!
会場に合う作品であれば展示はできる可能性は十分にありますよ!
会場を決めよう
検索サイトで探す
会場はレンタルギャラリーを検索できるサイトがあるので、そこで検索するとすぐに見つかります。
条件を満たすと無料になるギャラリーなどもあります(例:お客さんを10名以上呼んでオープニングパーティーをする など)
サイト | レンタルギャラリー・貸し画廊 Rental Gallery jp | サイト | Free Gallery |
---|
例えば最近登録された 新宿 kaze no kura さんでは、会場費のレンタル料金が無料です。条件は、ご来場のお客様に当店のインスタフォローと投稿ということだそうです。新宿で無料は良いですねー!!!お店としてもSNSで拡散してもらえれば、お店の知名度も上がりますしね。Win-Winです。
こんな風に自分にあった会場って探せばあると思います。
自力で足で探す
飲食店などの店内ポスターでの募集もあるので、そちらも活用できます。
ネットに載っていない情報はライバルが少ないのが良いですね。
レンタルギャラリーとカフェなどの店舗内ギャラリーの違い
レンタルギャラリーもカフェなどの会場もどちらも部屋や壁を借りることは同じです。
大きく違うのは、レンタルギャラリーはエリアないであれば、大きい立体作品をおいたり作品を見せることの自由度が高いことです。
カフェなどの店舗内は、営業中のスペースを一部お借りしているので、作品のサイズや見せ方などの制限は多くなります。
個人的にはグループ展などであればレンタルギャラリーはありだなと思いますが、個展では難しいかなと思います。
というのもレンタルギャラリーって、作品を見せるためだけの部屋ってことなので、レンタル中の会場の開け閉めや管理は全て自分になります。
平日、そんなに毎日会社を休めますかね、、、週末だけ借りるというのもありですが、そうすると搬入時間、搬出時間が厳しくなります。GWなどの連休を狙うか、金曜に有給を使って土日で展示、日曜夕方に搬出とかになりますかね。
しかし大体のレンタルギャラリーって1週間単位以上なんですよ。
お金がかかるのでもったいなくないですか?
カフェなどであれば、オーナーさんが会場の開け閉めは同然してくれますし、元々のお店の常連客がいるのも良いなと思います。
宣伝するものを作る
せっかく展示をしても宣伝しないと意味がないですからね。
SNSで宣伝
すぐにできることですが、TwitterやInstagramなどで告知を行います。
LINEのタイムラインも結構友達が気づいてくれますよ。
宣伝サイトに登録
展示が決まったら無料で告知ができるサイトに登録してみると良いと思います。
私が個展をした時には、下記のようなサイトに登録しました。(無料)
個展ナビ
my Life
こくちーず
アートジェーン
ホルベインアーチストナビ
museum cafe
DM印刷
ギャラリーによっては、会場が用意してくれる場合もあります。
プリントパックなど、安価な印刷会社であれば、一番安いもので100枚1200円ぐらいから作れます。
自宅プリンターはお勧めしません。
自宅プリンターって小部数で必要な分だけに向くので、高くつくし、失敗もする可能性がありますからね。
DMは規定さえ守れば画材屋さんなどに置いてもらうことができます。
作品を知ってもらうために用意するもの
タイトル札
不慣れな作家さんにありがちですが、タイトル札がないと作品の感想が書きにくいです。
作品を出すということは覚えてもらいたい、知ってもらいたいからだと思うので、ちゃんと作る事をお勧めします。
名刺ぐらいのサイズがあれば良いと思います。(もっと小さくても良いと思いますが)
個展の場合は作家名は書かなくてもポスターやDMに作家名が書いてあるので不要だったります。
グループ展の時は必ず作家名をタイトル札に書いてくださいね。(理由は言わなくても分かりそうですが、グループ展は誰がどの作品か分からなくなるためです)
感想ノート
小さいノートとペンを作品の近くにおいておくと、気に入ってもらえると書いてもらえたりします、
逆にこうして欲しい、などのコメントもあります。第三者の意見はとっても大事なので、置いておくのをお勧めします。
グッズ
販売できる会場の場合は用意して置く事を強くお勧めします。
会場費の回収ができなくなると、当たり前ですが赤字なので。
ただし、会場によっては販売禁止だったりするので、勝手に販売せず事前に確認をとってください。
私の経験上、売り上げはマージンとして2〜4割取られる場所が多いです(マージン料なしの会場は非常に珍しい)
つまり4割マージン料が発生するギャラリーの場合は、1つ400円で作ったグッズは1000円以上の価格にしないと、売れば売るだけ赤字になります。
ポートフォリオ
展示作品以外の経歴を知ってもらうためのものです。
結構作るのって大変ですからね。
まとめ
個展をする手順をまとめましたがいかがでしたでしょうか。
頑張れば出来そうな気がしませんか?
DM代(1200円〜)
作品10点(紙代と画材代+額が100円均一の場合 1000円〜)
作品集(紙代と画材代+100円のファイル 100円〜)
感想ノートとペン(200円〜)
タイトル札(自宅プリンターorコンビニコピー 50円〜)
画鋲やリールなどの経費(1000円〜)
販売物ではない場合は作品を守れれば良いので梱包に使う段ボールはスーパーや通販でもらったもの、プチプチも通販でついてきたものでOK(0円〜)
私は額代はもっとお金をかけてますし、DMも少し厚みのある紙を使っているのでもうちょっとかかけてますが、とりあえずやってみたい!という方は頑張ればお金ってなくても行けるなってなりません?
得たもの
個展をやって得たものはたくさんあります。
自分の作品のために足を運んでくれる人を知れる
新しい出会いがある
スケジュール管理
メールのやり取り
テーマを決め方
展示の見せ方の知識
DM印刷のための調査
額選びの知識
売れるグッズ
ポートフォリオの作り方
やっぱり実践をしないとなと思いました。
私は人気作家じゃないですけど、それでもやってよかったです。
すぐに仕事に繋がるわけでもないし、所詮趣味じゃんとか思われそうですけど、自分がこういう事を学びたくて、こういう事を知りたくて、という目的にあったものさえできれば良いと思うんですよね。最初から大成功って難しいので。
個展は絶対最初は搬入に思ったより時間がかかったり、額が壊れたり、タイトル札が足りなかったり、会場に合わない展示物だったり、当日予想もしない事って起こりますからね💦
だから少しでもやってみたい方は(最初は誰か手伝ってもらう人がいればを連れて)一度チャレンジしてみてください。
会場も額も自分にぴったりなところ、絶対見つかりますからね。